2025年7月18日金曜日

「リボンちゃん」寺地はるか著(街の小さなテーラーが舞台のお話)

読み進めるのがもったいなかった

全5話。
なんとも、なんとも・・・グッとくる。
でも、感動させるぜっていう書き方ではなく、読み手の捉え方しだいなんだろな。

そう、だから、小説って好き。
ドラマも映画もいいんだけど、アニメとかもさ。
でもさ、本って自由。
文字を自分の中でどんな感じにでもできるんだもん。

学生の時の国語の授業、この時登場人物はどう思ったか、とか、作者の意図は、とかさ、無理やり正解を探そうとしてて、すごくいやだった。
だってさ、作者は深く考えてないかもしれないし、全く違う意図だったかもしれないし、で、正解は先生方が作ったやつでしょう?

考える、っていう勉強としてはいいのかもだけどさ。

正解なんてないじゃんね、と思いながらの国語のテストだったよ。
あ、でも、国語の成績はいつもよかったけどね。
たぶん、そうゆう空気を読むのがなんとなくうまかっただけ、だろうけど。

この本はね、読み終わるのがもったいなかったの。
だから、1日1話、今週かけて、じっくり読んだよ。

おばさんがやっているテーラーをお手伝いする、という本、これは買わないとでしょう。
そして、買って正解。
きっと、何度も読み返すと思う。

街の話だからさ、まあ、いろんな人がいるんだよね。
どの人も、いなそうでいそうで、小さな頃に行ってた隣町の商店街を思い出したよ。

作者は「水を縫う」の寺地はるかさん。
縫うってことを何度も書くってことは、きっとご本人も手芸が好きなんだろうな。
この続きを書いて欲しいし、別の縫う話も書いて欲しい。









光浦さんの帯もいいよね。

仲良しの本好きさんにこれ、紹介したいけど、なんだかもったないないような。
そんなね、すごく気に入った本になったよ。



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