3月末から在宅勤務。
週一日は午前か午後か出社して、紙の仕事（昭和）。
わたしずっと、だれかのために小ぎれいにしよう、とかってつもりはないと思ってた。
だから、女のひとらしい巻き髪、体のラインのきれいに見える服とか、モテそう、っていうのに興味なく、わたしが好きな感じにしてる。
髪も、服も。
化粧も、凝ってばっちりメイクにしてる時もあったけど、今は急に雨に降られてお化粧が落ちたとしてもだれ？って言われないような、自然な感じなのが好き。
ひとにどう見られるか、なんて全然気にしてなかったのに。
でも、いざ、ひとに会わなくなると、服も髪もどうしたいっていうのがなくなって、そうか、やっぱりひとの目を気にしてたんだな。
友達、同僚、特に女友達に、いいねー、似合うねー、って言ってもらえたら嬉しくて。
そう、いいでしょう、って返事できるような自分の好きな恰好、っていうのをしてたんだな、って思う。
ブローチ、大好き。
少し金属アレルギーがあるみたいで、ピアスもネックレスもかぶれることがあるんだけど、ブローチは素肌につけるんじゃないから、素材を気にせず、気に入ったのを買えるのもいい。
値段もお手頃のが多くって。
服を自分で作るから、アクセサリーはちゃんとしたものを選ぶ、お安めのブローチだったとしてもね。
なにかしら自分で作った、っていうのを身につけたくて、でもトップスもボトムスも既製品の時に登場するのは、白すぎるくらい白い糸で編んだブローチ。
ふふ。
本にこうやっておくと、これも本に載ってるみたい。
「ちいさなブローチ」っていう、かぎ編みで作るアクセサリーの本から、水紋のブローチ。
パーツを作って、つないでく。
小さなことはアラが目立ってほんと苦手だけど、この本を見たときに絶対作りたくって。
レース糸はあまりに細くて難しいから、2号くらいで編める糸を使った、と思う、もう忘れちゃったな、3、4年前だったから。
ちゃんとブローチピン、というのも買ってね、上出来。
それ編んだの？って言ってもらえることが多くて、それも嬉しい。
って、わたしのまわりのひとたちは、作って物をほめてくれる。
あー、また、ほめてもらいたい。
在宅勤務はラクなところもあるんだけど、そろそろ、ひとに会いたいなあ。
で、このブローチ、白だけど、意外にもかなりの存在感。
だから、白のトップスにつけたりするの。
あれ？ブローチつけてる？ってくらいの目立たなさがいいかなーって思って。
今日は出社。
赤のワイドパンツに白のブラウス、このブローチ。
いつもなら100人超いるオフィス、今日はわたし入れて4人、しかもみんなチームが違うし、あれね、ソーシャルディスタンス。
ブローチつけてどこいくの？なんのため、って思うけどさ、自分のためにね、自分の好きなものを。
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